オノマトペ

か・が・きゃ・ぎゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(6)“どっか”、“きりっ”

そして男は、その屋台に上がりこみ、真ん中に敷かれた薄い座布団にどっかとあぐらをかく。元の地色もわからないような帆前掛をきりっと締め直し、男は並べた下駄を手に取って順に直していく。 三浦綾子 『銃口』[縁](一)より 〈著作物の使用について〉...
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オノマトペで楽しむ三浦綾子(5)“きりっ”

耕作は先頭に立って歩き出す。前のほうを女子組が行く。男子も女子も、ほとんどが着物だ。肩から斜めに弁当を背負う者、腰にきりっと弁当を結びつけている者、様々だ。 三浦綾子 『続泥流地帯』[深山峠](一)より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三...
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オノマトペで楽しむ三浦綾子(4)“きりっ”

きりっとした眉の、どこか淋し気な横顔の男の人を見た時、わたしは正直いって、ママに嫉妬を感じた。わたしは咄嗟に車のナンバーに目を見やった。その番号を、わたしは頭に入れたのだ。 三浦綾子 『石の森』[第一章 燈のない部屋](一)より 〈著作物の...
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オノマトペで楽しむ三浦綾子(3)“きりっ”

「教えてくださいな」 待子は吉川のひざをゆすった。吉川はきりっと結んだ唇に人さし指を当てて、信夫にうなずいてみせた。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する...
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オノマトペで楽しむ三浦綾子(2)“くるり”、“きりっ”

待子は目がくるりとした丸顔で色が白い。きりっとむすんだ口もとが生意気なのも愛らしかった。妹だと思うと信夫はうれしくて、わざとだまって待子の横をすりぬけようとした。 三浦綾子 『塩狩峠』[桜の下]より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光...
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オノマトペで楽しむ三浦綾子(1)“つくづく”、“きりっ”

信夫は今、鏡にむかってつくづくと自分の顔をみつめていた。形のよい円らな目、通った鼻筋、きりっとしまった厚くも薄くもない唇。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]5より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する...