オノマトペで楽しむ三浦綾子(54)“ぴたり”“おろおろ”

あ行

そう言うや否や、貞行はピタリと両手をついて、おろおろしている六さんと虎雄に向かって深く頭を垂れた。
そして、そのまま顔を上げることもしなかった。
その父の姿は信夫の胸に深くきざまれて、一生忘れることができなかった。

三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]193より


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